地獄谷野猿公苑:遊歩道、温泉、ルール
地獄谷野猿公苑は、森の道を歩いた先にある小さな公苑。野生のサルの群れが毎日、自分たちのために造られた温泉へ下りてきます。このガイドでは、開苑時間と800円の入苑券から、約1.6kmの道のり、温泉でのルール、各ツアーで公苑にいられる時間まで、公苑の仕組みを紹介します。サルが湯に入るかどうかは天気しだいで、誰にも約束はできません。
地獄の名を持つ谷
地獄谷野猿公苑は、訪れる人にはスノーモンキーパークとも呼ばれ、1964年、長野県山ノ内町を流れる横湯川の谷、渋温泉と上林温泉の温泉街の上手に開苑しました。標高は約850m、上信越高原国立公園の中にあり、志賀高原のスキー場の下に位置します。地獄谷という名前は、谷から音を立てて噴き出す噴気と熱湯にちなんだもので、寒い朝には湯けむりがあたり一面に立ちこめます。公苑そのものは小さく、川沿いの道、温泉、いくつかの見学場所、職員の小屋があるだけです。
群れが下りてくる理由
サルは野生のニホンザルで、100匹をゆうに超える1つの群れです。柵で囲われてはいません。ほぼ毎日森から下りてくるのは、公苑の職員がえさをまいているからです。大豆や穀物、ときにはりんごを、群れが並んで待つのではなく探して食べるようにまきます。夜になると山の斜面へ戻っていきます。温泉は人ではなくサルのために造られたもので、群れが近くの旅館の露天風呂に入るようになったのがきっかけでした。その話はスノーモンキーはなぜ温泉に入るのかで。
入浴は決して約束されていません。寒い時期、だいたい12月から3月にはほとんどの日にサルが湯に浸かり、有名な写真が撮られるのもこの時期です。冬以外は、群れは湯の中ではなく湯のそばにいます。H.I.S.は自社の掲載ページではっきりと、1日の大半は乾いた岩の上で過ぎると書いています。群れに会えること自体も、可能性はとても高いものの約束ではなく、サルが森から出てこなくても返金する催行会社はありません。温泉に入る姿を見やすい時期は月別のガイドでまとめています。
開苑時間と入苑料
開苑時間は4月から10月がおよそ8:30〜17:00、11月から3月が9:00〜16:00で、閉苑するのは天候がよほど荒れたときだけです。入苑料は大人約800円、子ども約400円で、入口で現金で払います。バス2本とJTBの新幹線ツアーには入苑券が含まれますが、貸切車には含まれないので、円を持っていきましょう。追加費用の合計はスノーモンキーツアーの料金で。
遊歩道
上林温泉の駐車場とバス停から、杉林の中を約1.6kmの遊歩道が入口まで続き、たいていの人は25〜40分で歩けます。ところどころに階段があります。雪解けの時期はぬかるみ、冬は凍るので、アイゼンやゴム製の滑り止めがあるかないかで、歩けるか滑るかが変わります。H.I.S.のバスは車内でアイゼンを売っていて、遊歩道の入口近くでブーツと滑り止めを借りたレビュアーもいます。ベビーカーは使えず、同じ理由でツアー1と2は車いす利用者の参加を断っています。レビューでは山歩きというより森の散歩という感想が多いですが、もっと下の志賀高原ロマン美術館から歩き始めるJTBツアーのレビュアーは、50分の上り坂で、ある程度の体力が要ると書いています。
遊歩道にはコインロッカーがないので、荷物は小さくまとめ、重いものはバスや車に置いていきましょう。入口には飲み物と軽食を売る小さなカフェがあり、アップルパイを褒めるレビューがいくつもあります。チケット売り場を過ぎると川沿いの道が温泉へ続いていて、サルも同じ道を使うので、道を譲る場面があるはずです。ブーツ、重ね着、カイロ、カメラについては服装と持ち物で。

ルール
公苑は人との距離を保つことでサルを野生のままにしていて、どのツアーも公苑へ向かう途中でルールを繰り返し説明します。ルールは短いものです。
- サルにえさを与えないこと。食べ物やビニール袋は見えないようにしておきましょう。JTBのレビュアーは、袋の中であっても食べ物は一切だめだと言われたそうです;
- 触らないこと。足元を通り過ぎるときでも、数歩は離れていましょう;
- 目をじっと見ないこと。サルは見つめられると威嚇と受け取ります;
- サルの近くで自撮り棒は使わないこと。ドローンは公苑のどこでも禁止です;
- ペットは連れて入れません。
ルールを守っていれば、サルは人を気にせず、人混みの中も立ち止まらずに通り抜けていきます。ストラップ付きのスマホとズームのあるカメラがあれば、十分近くから撮れます。
各ツアーで過ごせる時間
ツアーによっていちばん違うのが公苑での時間で、1時間足らずから2.5時間まで幅があり、歩く時間を含めている掲載ページもあれば、含めていないものもあります。
| ツアー | 公苑での時間 | 掲載ページでの数え方 |
|---|---|---|
| H.I.S.のバス(イチオシ) | 約2時間 | 駐車場から、遊歩道と公苑を合わせて |
| JTB Sunrise Tours | 約2.5時間 | ほかにロマン美術館から片道約50分の徒歩 |
| Zameer Haiderの貸切車 | 約2時間 | 60分の森の散策を含む |
| Luxurious Travel Master | 約1時間 | いくつかある立ち寄り先の1つ、調整可 |
| Tour&Charterのビュッフェ付きバス | 40〜60分 | 公苑に1時間の枠 |
H.I.S.のバス(約150ドルから)は、駐車場を出てからバスに戻るまで約2時間あり、短いと感じた人も、十分だった人もいます。JTBの新幹線ツアー(約293ドルから)がいちばん長く過ごせます。Zameer Haiderの貸切車(1人約127ドルから)は2時間を予定していて、追加の立ち寄りをやめれば延ばせます。一方、Luxurious Travel Master(グループで約535ドルから)は約1時間で、そのぶん長野で寄れる場所が増えます。いちばん短いのは新宿発のビュッフェ付きバス(約130ドルから)で、難点は公苑での時間が40〜60分しかないこと。歩いて往復し、温泉で少し過ごせる程度です。すでに長野にいるなら、Yadorokuの渋温泉とそばランチ付き6〜7時間ツアー(約130ドルから)は入苑料込みです。難点は長野発なので、東京からの新幹線は自分で手配することです。
自分たちの車で、温泉で2時間
Zameer Haiderの貸切日帰りツアーは、東京のホテルから最大6人を乗せ、公苑で約2時間を予定し、長野での立ち寄りを1か所加えて、1人約127ドルから。入苑料は入口で払います。24時間前まで無料でキャンセルできます。
公苑に合わせた計画
ほとんどのツアーは昼前か昼過ぎに温泉に着き、ちょうど遊歩道がいちばん混む時間帯です。朝6時か7時に貸切車で東京を出れば、バスより先に、夏なら暑くなる前に着けると、あるレビュアーは勧めています。東京から地獄谷へで3つの行き方を比べ、スノーモンキー貸切ツアーで自分たちの車にすると何が変わるかを説明しています。小さな子どもを連れて遊歩道を歩くか決める前に、子ども連れでスノーモンキーへを読んでください。