スノーモンキーを見るベストシーズン
スノーモンキーが湯に入る理由はただ一つ、寒いからです。おおよそ12月から3月まで、地獄谷の群れはほとんど毎日湯に浸かりますが、暖かい時期は温泉のそばに座っているだけで、めったに入りません。このガイドでは1年を季節ごとにたどり、時間帯、雪がバスに与える影響、どれくらい前に予約すべきかまで紹介します。
一つの温泉に四つの季節
地獄谷野猿公苑の群れは、公苑のスタッフがエサを置くので、1年のほとんどの日に谷底まで下りてきます。カレンダーで変わるのは、サルが湯に入るかどうかです。ニホンザルは体を温めるために湯に浸かるので、湯けむりの中の赤い顔というおなじみの写真は寒い季節のもの。暖かい時期の群れは温泉のまわりに座って毛づくろいをしたり遊んだりしていて、湯に濡れることはめったにありません。サルに会えることも、湯に入ることも、どの月であれ約束しているツアー会社はありません。
| 月 | 遊歩道の雪 | 温泉のサル | 混雑 | 日中の最高気温 |
|---|---|---|---|---|
| 12月〜3月 | 深く、足元は凍結 | ほぼ毎日 | 最も混雑、休暇シーズンは満席に | 0〜3°C |
| 4月〜6月 | 4月中旬までに消え、雪解けでぬかるむ | まれ | 5月上旬のゴールデンウィーク | 穏やか |
| 7月〜9月 | なし | まれ。群れは斜面の上のほうにいることも | 安定 | 約28°C |
| 10月・11月 | 冷え込むまではほとんどなし | 夜が冷えるにつれて入りやすく | 静か | 急に冷え込む |
12月〜3月、湯に入る季節
公苑の名を広めた季節です。日中の最高気温は0〜3°C前後、夜は−10〜−5°Cほどまで下がり、谷は深い雪に包まれます。ほとんどの日、サルは長い時間を温泉の中で過ごし、誰もが見たことのあるあの写真が撮られるのはこの時期です。それでも約束はありません。暖かい午後には、群れが岩の上から動かないこともあります。
いちばん混む季節でもあります。年末年始とその前後の数週間はバスも貸切車も埋まるので、休暇の日程なら数週間前に予約を。H.I.S.のバス(約150ドルから)は、1月下旬から2月末まで、ライトアップされた雪のドームが並ぶかまくらに立ち寄り、入場料も含まれます。降雪や通行止めで高速道路のバスが遅れることがあり、最近のレビューでは渋滞で帰りに4〜5時間かかったという声も。遊歩道は冬のあいだずっと凍っているので、荷造りの前に服装と持ち物を読んでおいてください。H.I.S.のバスの車内ではアイゼンを販売しています。
3月中旬以降、湯に入るかどうかは天気次第だとH.I.S.は案内しています。それでも、このバスに乗ったあるレビュアーは3月末に湯に浸かるサルを見ているので、冬の終わりもあきらめることはありません。確実さが少し下がるだけです。
冬はバスで、かまくら付き
1月下旬から2月にかけて、H.I.S.の日帰りツアーは公苑での約2時間に、かまくらの里のライトアップ、すき焼きの昼食、同行ガイドを組み合わせて約150ドルから。24時間前までキャンセル無料で、どちらのサイトでも後払いができます。
4月〜6月、桜と赤ちゃん
遊歩道の雪は4月中旬ごろまでに消え、その後の数週間はぬかるみになります。長野市の桜は4月中旬から下旬。貸切車で訪れたあるレビュアーは、4月に松代城跡で満開の桜に出会っています。この時期の温泉は静かです。群れはたいてい、特にエサの時間には温泉のまわりにいますが、暖かくなると湯に入ることはめったにありません。
そのかわりの楽しみが子育てです。赤ちゃんは4月下旬ごろから6月にかけて生まれ、生まれたばかりの子を抱いて岩の上を渡る母ザルの姿は、湯けむりに興味のなかった人まで引き寄せます。見どころはニホンザルのガイドで紹介しています。休日が続く5月上旬のゴールデンウィークは長野も高速道路も混むので、避けるか、早めに出発しましょう。5月下旬に貸切車で訪れたレビュアーは、雪のない中でたくさんのサルを見て、涼しいうちに東京を早めに出るよう勧めています。1人料金の貸切車(約127ドルから)ならそれができますが、バスにはできません。
7月〜9月、緑と暑さ
夏の谷の最高気温は約28°Cに達します。森は深い緑で、遊歩道は乾いています。サルは温泉を必要とせず、1日の一部を斜面の上のほうで過ごすこともあるので、湯の近くにいる群れが小さめになることも。8月中旬に貸切ドライバーと訪れたレビュアーは雪のない中でサルを見ていますし、9月に長い貸切ツアーで訪れた人は、サルには季節外れだったと書いています。どちらも同時に正しいのです。ニホンザルにはおそらく会えますが、湯に入る姿はまず見られません。
夏には夏の持ち物があり、アイゼンのかわりにレインジャケット、虫よけ、水、日よけの帽子を。季節が決まっていて、温泉が目当てでないなら、長野の立ち寄り先に1日の比重を移しましょう。善光寺も小布施も1月と同じく7月もよく、公苑の滞在は短めで済みます。
10月・11月、紅葉と静けさ
谷の紅葉は10月下旬から11月。人出が減り、夜はまた冷え込むようになります。11月からは冬時間となり、開苑はおよそ9:00〜16:00なので、遅く着くツアーは午後が短くなります。寒さが戻るにつれてサルは温泉をよく使うようになりますが、深い雪の景色は12月まで待つことになります。朝早く着けて、帰りにお寺にも寄れる貸切車に向いた季節です。

時間帯
東京からのツアーはどれも、昼前から昼過ぎに公苑に着きます。H.I.S.のバスは約3.5時間走り、先に1時間の昼食をとります。JTBの新幹線ツアー(約293ドルから)は10時少し前に長野駅に集合し、善光寺を見てから谷へ向かいます。そのころには、朝いちばんの見物客はもう帰ったあと。例外は貸切車です。Luxurious Travel Masterの車(1グループ約535ドルから)と、前述の1人料金の車は、6時か7時にホテルを出て、バスより先に登山口に着けます。暖かい季節にはこれを勧めるレビュアーもいました。冬は開苑時刻よりも光のほうが大事で、狭い谷では日が早く陰ります。
予約のタイミングと長野発という選択肢
Viatorによると、JTBのツアーは平均で約49日前に予約されていて、冬の週末のバスも早く埋まります。主要4ツアーはどれも前日までキャンセル無料で、支払いなしで予約できるので、天気予報が固まるまで仮の日程を押さえておいても損はありません。各ツアーの料金では4本を並べて比べ、子ども連れでスノーモンキーへでは、家族連れが春を選びがちな理由を説明しています。
自分で新幹線に乗る人には、長野から出発する選択肢がさらに二つあります。善光寺、スノーモンキー、日本酒の日帰りツアー(約142ドルから)は約8時間で、レビューは1,000件を超えます。Yadorokuの公苑、渋温泉、そばランチのツアー(約130ドルから)は6〜7時間で、入苑料と昼食込み。どちらも難点は出発地で、列車は自分で予約し、時間までに長野にいなければなりません。電車についてはツアーなしで行く方法で、バスとの比較は東京からの3つの行き方で紹介しています。